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2026-08-30 20:13:00

体幹トレーニングをしていても膝や足首の怪我を繰り返すのはなぜか|重心を作るのは腰椎だった

体幹トレーニングを欠かさず行っているのに、膝や足首の怪我を繰り返していませんか。

「もっと体幹を鍛えれば防げるはず」と負荷を上げても怪我が減らない場合、原因は体幹の強さではなく、腰椎(腰の骨)による重心移動の繊細なコントロールにあるかもしれません。

TEST

バランスディスクの上で片足をわずかに挙げられますか

フィジカルデザインでは、選手の身体を評価する際、バランスディスクに座った状態から片脚をわずかに挙上していただくという、非常にシンプルな動作を確認します。

競技レベルの高い選手であっても、この動作を安定して行える方は決して多くありません。左右への重心移動、お尻の筋肉(臀部)の適切な収縮、そして腹圧(体幹を内側から安定させる力)によるコントロールのいずれかが不足していると、この単純な動作がうまく成立しないためです。

見た目には難易度の高いトレーニングをこなせているように見える選手でも、この基礎的な動作でつまずくケースは珍しくありません。体幹トレーニングの多くが「動作をこなせているかどうか」に注目しがちで、その動作を支えている土台の機能までは評価されにくいためだと考えられます。

MECHANISM

重心移動の主導権は、実は腰椎にある

この単純な動作の裏側で起きていることを整理すると、次のような順序が見えてきます。まず腹圧による体幹の安定が土台としてあり、それが機能して初めて、腰椎をわずかに左右へ動かす微細なコントロールが可能になります。この腰椎の動きそのものが、重心移動の実体であると考えられます。

一般的には、重心移動やバランス能力はお尻や太ももといった下肢の筋力によって生み出されているとイメージされがちです。しかし実際には、下肢は腰椎が作り出した重心を受け止め、支えるという受動的な役割を担っているにすぎません。重心移動の主導権は下肢ではなく、腰椎側にあると言えます。

つまり、いくら下肢のトレーニングを積み重ねても、重心そのものを生み出す腰椎のコントロールが機能していなければ、根本的な改善にはつながりにくいのです。

RISK

見過ごされがちな痛みの連鎖

腰椎で重心移動を主導できない選手が片脚立ちの姿勢を取ると、支持脚側に重心を完全に乗せきれず、骨盤が反対側に落ちる状態(骨盤下制)が起こります。重心が支持脚に十分乗らないまま身体を支えようとすることで、対側の膝には外側に開き、ねじれるような力が繰り返しかかることになります。

この負荷の蓄積が、膝内側の痛みや腸脛靭帯炎(膝の外側を通る腱が擦れて炎症を起こす症状)、足首の捻挫、そして腰や首の痛みへと波及していくと考えられます。一見すると別々の部位の不調に見えても、その根っこをたどると、同じ「重心移動を腰椎が主導できていない」という一点に集約されているケースが少なくありません。

どちら側に症状が出やすいかは選手によって異なり、両側とも制御が難しい方もいれば、片側だけ重心を乗せられないという方もいます。切り返し動作の多いサッカー選手のように、競技特性によって特定の傾向が強く出ることもあります。

GAP

一般的なトレーニングで見落とされやすいもの

体幹トレーニングやパーソナルトレーニングの多くは、お尻や下肢の筋出力を高める種目を中心に組まれる傾向があります。プランクやクラムシェル、サイドランジといった種目はいずれも重要なトレーニングですが、それだけでは重心を実際に作り出している腰椎の微細な制御までアプローチしきれないと考えられます。

見た目のトレーニング強度を上げれば改善するはずだという発想は、根本の土台が整っていない状態では機能的なトレーニングになりにくいと言えます。まずは、重心移動の主導権を握る腰椎の機能そのものに目を向ける必要があります。

APPROACH

フィジカルデザインのアプローチ

フィジカルデザインでは、バランスディスクによる評価に加えて、起立動作、片足立ち、左右への重心移動、股関節の可動域、骨盤の前傾・後傾、腰椎の前弯・後弯、脊柱の配列、腹圧の機能的な状態まで、詳細な評価を行います。

そのうえで、代償的にバランスを取っている箇所、つまり腱や皮膚、骨膜などの癒着によって可動域制限が生じている箇所を徹底的に取り除いていきます。可動域に制限があると、わずかな動きにも余計な力が必要になり、それが腹圧を生み出すインナーユニット(呼吸や体幹の安定に関わる深層の筋肉群)が機能しない原因になっていると考えられるためです。

多くの方が選ばれるベーシックコースでは、施術当日のうちに体幹・腹圧がある程度機能し、安定が得られる状態を目指します。翌日に競技を行った際、動きが大きく変わったと感じられる選手も少なくありません。

SUMMARY

まとめ|怪我を繰り返す前に、重心の作られ方を見直す

今日からできることは3つです。

01

バランスディスクで片脚をわずかに挙げてみる。左右差なく安定して行えるか、まず自分の身体で確認してみましょう。

02

下肢のトレーニングだけでなく、腰椎の微細なコントロールと腹圧の機能に目を向ける。見た目の強度よりも、土台が整っているかどうかが重要です。

03

繰り返す膝・足首・腰・首の不調は、部位ごとに対処するのではなく、重心移動の根本から見直す。

一度ご相談いただくだけで、原因が明確になります

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2026-08-18 00:11:00

体幹トレーニングをしていたのに、なぜ腰椎分離症に。見落とされがちな「腹圧」との関係

「体幹トレーニングをしっかり行っていたのに、腰椎分離症になってしまった」

このようなお声を、実際によくいただきます。体幹は身体を支える重要な部分であり、鍛えていれば腰のケガを防げると考えるのは自然なことです。しかし、そこには見落とされがちな注意点があります。トレーニングは、単に筋肉を強くするだけのものではありません。繰り返した動作そのものを、身体に学習させるものでもあるからです。

REASON

「体幹を鍛える」=「腰に良い」とは限らない

体幹トレーニングと一口に言っても、その内容はさまざまです。腰椎を安定させながら行うものもあれば、腰を反らせたり回旋させたりしながら負荷をかけるものもあります。

そしてもう一つ、見落とされがちなポイントがあります。それが「腹圧」です。プランクなどの体幹トレーニングは、お腹の中の圧力(腹圧)が正しく高まった状態で行って初めて、本来の効果を発揮します。

腹圧が十分に高まらないまま行うと、身体は代償として脊柱起立筋(背中側の筋肉)を使い、姿勢を保とうとします。この代償動作が繰り返されることで、腰椎の反り(前弯)がかえって強まってしまうのです。

つまり、体幹トレーニングを行っていることと、腰椎が守られていることは、必ずしもイコールではありません。トレーニングの「量」ではなく、腹圧が正しく機能しているかという「質」が重要になります。

BACKGROUND

見落とされがちな「開脚指導」と腹圧の関係

野球の現場では、股関節の柔軟性を高めるために、開脚(股割りなど)を重視する指導が行われることがあります。柔軟性そのものは大切な要素です。しかし、開脚方向の可動域を過度に追求すると、股関節まわりの安定性が犠牲になるケースがあります。

特に影響を受けやすいのが、骨盤底筋群です。骨盤底筋群は、腹横筋・横隔膜・多裂筋とともに「インナーユニット」と呼ばれ、腹圧を生み出すために欠かせない筋群です。

ここが過度に伸ばされ続けると、収縮する力が弱まり、そもそも腹圧が入りにくい身体になってしまいます。その状態で体幹トレーニングを積み重ねても、腰椎を守るための土台ができていないため、負担は腰椎に集中し続けてしまうのです。

PROCESS

高校進学後の負荷増加が引き金に

高校入学を機に筋力トレーニングの量が増え、特にスクワットの頻度が上がるケースは少なくありません。腰椎前弯(反り腰)の姿勢のままスクワットを繰り返すと、しゃがむ・立つという動作のたびに、腰椎へ伸展方向のストレスが反復してかかります。

「腹圧が入らない土台」と「腰椎前弯位でのスクワットの蓄積」。この2つの要因が重なった状態に、バッティングスイングのような腰椎の回旋・伸展を伴う高負荷動作が加わったことで、疲労骨折(腰椎分離症)として症状が顕在化したと考えられます。

POINT

トレーニングは「筋肉」だけでなく「動き」も鍛えている

トレーニングと聞くと、「腹筋を鍛える」「背筋を鍛える」というように、筋肉や身体の部位に意識が向きがちです。しかし実際にトレーニングによって変化するのは、筋力だけではありません。身体の協調性やバランス、力の伝え方といった「動きのパターン」も、繰り返しの中で変化していきます。

腰を反らせる動作を伴う体幹トレーニングを繰り返していれば、身体はその動きを「正しい動作」として学習してしまいます。そしてその動きは、トレーニング中だけでなく、投球やスイングといった競技動作の中にも表れる可能性があります。

だからこそ、「何を鍛えているか」だけでなく、「その動きを通じて、身体にどのような動作パターンを学習させているか」まで考える必要があるのです。

SUMMARY

まとめ|腰椎分離症を防ぐために見直すべきポイント

まとめのポイントは3つです。

01

体幹トレーニングは「量」より「質」。腹圧が正しく機能しているかどうかが、腰椎を守れるかの分かれ道になります。

02

柔軟性と安定性は、セットで考える。開脚など可動域を広げる指導だけでなく、骨盤底筋群を含むインナーユニットの機能もあわせて評価する必要があります。

03

フォームチェックは、負荷が増える前に。筋トレ量が増える高校進学のタイミングは、腰椎への負担が急増する時期です。この時期こそ、動作の質を専門的にチェックすることが重要です。

一度ご相談いただくだけで、原因が明確になります

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2025-07-20 00:23:00

筋力トレーニングで身体は仕上がらない? パフォーマンス低下を招く意外な盲点

こんにちは。
広島のスポーツ整体フィジカルデザインの井上です。
今回は、「筋力トレーニングで身体は仕上がらない?パフォーマンス低下を招く意外な盲点」についてお話しします。

筋力トレーニングといえば、「強くなるために必要不可欠」と考える方が多いかもしれません。
特に学生アスリートの中には、日々ウエイトトレーニングに取り組んでいる選手も少なくないでしょう。

しかし実は、筋トレをしただけで「身体が仕上がった」と思い込むことは非常に危険です。
筋トレによる疲労の積み重ねで、適切に動けていない学生の方が多数みられています。

パフォーマンス向上のつもりで行っているトレーニングが、かえって技術や動作スピードの低下につながっているケースがあるのです。

ウエイトトレーニングが「逆効果」になる理由
ウエイトトレーニングは、確かに筋力を高めるためには有効な手段です。

ですが、競技に必要な動きとは大きく異なる刺激が入ることを忘れてはいけません。

特に注意が必要なのは

トレーニング後のメンテナンスを行わないまま、練習や試合に臨んでいるケースです。

このような状態では
筋肉の緊張や張りが抜けず、関節の動きが制限される
身体全体の連動性が損なわれる
技術を発揮するうえで必要なスピードやしなやかさが失われる
筋力に頼った動きが生じる

といった現象が起こり、結果的に「動けるはずなのに、なぜか動きにキレがない」という状況に陥ります。

これらはまさに、筋トレによる刺激が「競技に必要な動きの妨げ」となっているサインともいえます。
本人は気づかぬうちに、パフォーマンスが低下していることも多く、「なんとなく調子が悪い」状態が続く原因にもなります。

パフォーマンスを高めるには「整える力」が必要
本来、筋力トレーニングは目的ではなく、パフォーマンス向上のための“手段”のひとつであるべきです。

その効果を最大限に引き出すには、トレーニング後の身体を整えるケアが不可欠です。

当院では、学生アスリートを中心に
トレーニング後の筋肉の状態チェック
身体の連動性を取り戻す整体アプローチ
体幹の安定性と関節の動きを整えるコンディショニング

などを通して、「鍛えた筋肉を使いこなせる身体づくり」をサポートしています。

まとめ:筋トレで仕上がるのは“筋肉”であって“カラダ”ではない
筋力トレーニングだけでは、競技パフォーマンスは仕上がりません。

むしろ、筋肉の使い方やタイミングを誤ることで動きの質を落としてしまうこともあるのです。

「動ける身体」をつくるには、鍛えるだけでなく、整える・感じる・連動させるという視点が欠かせません。

ウエイトトレーニングをしているのに「思ったように動けない」と感じている学生アスリートの方へ。

その原因、“鍛えすぎ”ではなく“整えていない”ことかもしれません。


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フィジカルデザインは、スポーツ選手の痛みへの対応だけではなく、スポーツ選手のコンディションやトレーニングについても徹底的に研究しております。皆様のご活躍を応援しております。

フィジカルデザイン

2025-07-17 00:27:00

体幹トレーニングの落とし穴 〜インナーマッスルを正しく鍛えていますか?〜

こんにちは。
広島のスポーツ整体フィジカルデザインの井上です。
今回は、「体幹トレーニングの落とし穴」についてお話しします。

近年、アスリート、学生まで「体幹トレーニング」を取り入れています。
しかし、正しく体幹を使えている方は、非常に少ないのが実情です。

特に、重要な「インナーマッスル(深層筋)」は、一般的な体幹トレーニングでは強化しにくく、十分な関節可動域と非常に繊細なトレーニングが必要になります。

よくある誤解と間違ったトレーニング
「体幹トレーニング = 体に良い」というイメージが先行し、
フォームや目的を理解せずに、やみくもに取り組んでいるケースが多く見られます。

その結果
腕や脚、あるいは腰にばかり負荷がかかってしまう
 バランスの低下、コンディションが悪化
腰痛や関節の痛み、パフォーマンスの低下につながる

といった逆効果の結果を招いてしまっているのです。

「長時間プランク」がもたらす弊害
よくあるのが、「プランクを数分間キープする」ような指導です。
一見すると体幹を鍛えているように見えますが、
このような長時間の静止トレーニングは、大きな筋肉に刺激が入りやすく、関節や筋肉に負担をかけてしまうリスクが高いのです。

また、こうした指導を行っている現場では、トレーニングそのものの目的や理論を正しく理解せずに指導しているケースも多く、選手の故障が多発しても認識できていない場合が少なくありません。

特に学生アスリートにおいては
慢性的な腰痛
股関節・肩関節の可動域低下や痛み
競技中のパフォーマンスの低下

などを引き起こす要因となっており、非常に問題の多い状況です。

本当に必要な体幹トレーニングとは?
本来、体幹トレーニングとは「見た目の筋肉を鍛える」のではなく、
カラダの深部にあるインナーマッスルを正しく活性化させ、安定を保ちながら効率よく動けるカラダを作ることが目的です。それには、専門的な知識と繊細な指導が必要になります。

スポーツ整体フィジカルデザインでは
当院では、アスリート・学生・一般の方を問わず、
一人ひとりの状態に合わせた体幹トレーニングと、コンディショニングも提供しています。

「体幹トレーニングをしているのに効果が感じられない」
「腰痛やケガが増えた気がする」
「正しいカラダの使い方がわからない」

そんな方はぜひ一度、当院でご相談ください。
見た目や流行にとらわれない、“本当に意味のあるトレーニング”を体感していただけます。


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フィジカルデザイン

2025-06-24 00:47:00

トレーニングしているのに調子が悪い?それ、トレーニングの影響かもしれません

こんにちは。いつもフィジカルデザインをご利用いただき、誠にありがとうございます。
今回は、スポーツやトレーニングに真剣に取り組んでいる方に向けて、「トレーニングによる体幹の不安定化」についてお話しします。


スポーツを本気で行われている方の中には、トレーナーからの指導でトレーニングを行われている方もあります。
しかし、トレーニング後においてこんなお悩みはありませんか?

● 身体に力が入って抜けない
● 動きの連動が難しくなり、体幹が使えなくなった
● トレーニングしても、以前のようなパフォーマンスが出ない

というような“不調”を訴える方が少なくありません。
実はその原因、「体幹の不安定さ」にあることがよくあります。

多様なトレーニングをすればパフォーマンスが上がる、とは限りません。
トレーニング=身体能力の向上、と考えるのは当然ですが、トレーニングの“内容”や“方法”によっては、逆に身体の機能を妨げてしまうこともあります。

特に、筋力を高めるための筋トレでは「アウターマッスル(体の表面の大きな筋肉)」が強化されやすい傾向があります。一方で、身体を安定させたり、連動性を高めたりするには「インナーマッスル(骨や関節を支える深層の筋肉)」が重要です。

このインナーマッスルがうまく働かないままアウターマッスルを鍛え続けると、筋肉の緊張が強くなり、体幹のバランスが崩れてしまいます。競技レベルの高い選手ほど、その影響がパフォーマンスに出やすくなります。

不調になりやすいトレーニングの例
● 体幹の制御を無視したトレーニング
● 適切なフォームで行えないトレーニング
● 能力以上に動きが複雑で高度なバランス能力が必要なトレーニング
● 負荷が強く、力に頼ったトレーニング

こんな症状があれば要注意です
● 腹筋の力が抜けている
● 腰の反り(反り腰)が強くなった

● 片足立ちでグラつく
● ストレッチをしてもすぐに硬くなる
● 呼吸が浅い

トレーニング後に起こるこのような症状は、体幹のインナーマッスルがうまく使えなくなったサインかもしれません。

当院でできるサポート
フィジカルデザインでは、以下のようなサポートを行っています
● 姿勢・動作チェックで体幹の使い方を分析
● インナーマッスルの活動を改善するエクササイズの指導
● 関節可動域や筋緊張の改善で安定した体幹を取り戻す
● 競技や目的に合わせたトレーニングのデザイン

トレーニングは本来、身体を良くするためのものです。

しかし、やり方を間違えると逆に不調を生むこともあります。

「頑張っているのに調子が悪い」「どこかおかしい気がする」
そんなときは、一度“体幹のバランス”を見直してみてください。
お困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。


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