スポーツ選手の目的別ウエイトトレーニング|広島のスポーツ整体フィジカルデザイン

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WEIGHT TRAINING

スポーツ選手の目的別ウエイトトレーニング|広島のスポーツ整体フィジカルデザイン

「とりあえず筋トレ」では競技力は伸びない。目的に合った負荷設定が、パフォーマンスを変える。

スポーツ選手の目的別ウエイトトレーニング

スポーツ選手にとって、ウエイトトレーニングは競技力を高める大切な手段のひとつです。

しかし、目的に合った負荷と回数で行わなければ、思うような効果が得られないことがあります。「筋肉は大きくなったのに、タイムが上がらない」「ベンチプレスの重量は増えたのに、ボールのスピードが変わらない」——そのような声は、実は目的設定のズレから起きていることがほとんどです。このページでは、目的別の正しい負荷設定と回数の考え方をお伝えします。

SECTION 01|WHY PURPOSE MATTERS

なぜ「目的」を決めることが重要なのか

ウエイトトレーニングには、大きく分けて「筋肥大」「最大筋力向上」「筋持久力向上」「スピード・パワー向上」という目的があります。これらはそれぞれ、使う重さ・回数・休息時間がまったく異なります。

目的を決めずにトレーニングを続けると、どれも中途半端になるだけでなく、「筋肉は大きくなったのに競技パフォーマンスが下がった」という本末転倒な結果になることもあります。たとえば、スピードが必要な競技なのに高負荷・低回数のトレーニングばかり続けると、筋肉が硬くなり動きが鈍くなることがあります。逆に、爆発的な力が必要な競技なのに軽い重さで回数をこなすだけでは、競技で使える筋力は養われません。

「とりあえず筋トレ」に注意

目的が曖昧なまま行うトレーニングは、「筋肉を大きくすること」「重さを上げること」自体が目的になってしまいがちです。トレーニングは「何のためにやるか」を明確にすることが、最初の一歩です。

SECTION 02|BASIC KNOWLEDGE

重さの決め方|RMとは何か

POINT 01

最大筋力(1RM)を基準にする

トレーニングの負荷は、あなたの「最大筋力(1RM)」を基準に決めます。1RMとは、1回だけ持ち上げられる最大の重さのことです。ただし、いきなり最大重量を測定するのはけがのリスクがあるため、まずは「10回ギリギリ繰り返せる重さ(=10RM)」を目安にするのが現実的です。

POINT 02

RM(Repetition Maximum)とは

RMとは「限界まで繰り返せる回数」のことです。たとえば10RMは「10回が限界の重さ」を意味し、これはおよそ最大筋力(1RM)の75%に相当します。下の表を参考に、自分の目的に合った負荷を設定してください。

推定1RMおよびトレーニング負荷換算表

POINT 03

競技別の目標筋力を設定する

トレーニングには「どこを目標にするか」という基準も必要です。たとえばスクワット・デッドリフト・ベンチプレスの場合、競技によって「体重の1.3倍」「1.5倍」など、競技に必要な目標値を設定したうえで進めることが大切です。目標がなければ、重量を上げること自体が目的になってしまいます。

SECTION 03|PURPOSE-BASED PROGRAMS

目的別5プログラム|自分に合った設定を選ぶ

あなたの競技特性・現在のレベル・トレーニング歴に合わせて、以下の5つのプログラムから選んでください。

【1】初心者・基礎づくり 10〜20回 × 3セット

こんな選手・競技に向いています

トレーニングを始めたばかりの選手、またはけがからの復帰直後の選手に向いています。競技の種類を問わず、まずはここからスタートするのが基本です。

負荷 最大筋力の20〜70%
目的 フォーム習得・筋肉と関節の動きに慣れる
ポイント 呼吸と動作を安定させる。フォーム重視で無理しない

【2】筋肥大・基礎筋力アップ 6〜12回 × 3〜6セット

こんな選手・競技に向いています

ラグビー・アメリカンフットボール・柔道・レスリングなど「体格と筋力」が直接パフォーマンスに影響するコンタクト系競技の選手に向いています。

負荷 最大筋力の65〜80%
休息 1〜2分
目的 筋肉の肥大・筋出力の強化
注意点 「筋力アップ=パフォーマンスアップ」とは限らない。13回できれば重さを少し増やす

【3】最大筋力向上 1〜5回 × 3〜6セット

こんな選手・競技に向いています

短距離走・跳躍・投擲・野球の投手など、一瞬の爆発的な力が求められる競技の選手に向いています。高校生・大学生以上で基礎筋力がある程度ついてから取り組むのが望ましいです。

負荷 最大筋力の80〜95%
休息 2〜5分
目的 高負荷に繰り返し耐えられる筋肉をつくる
ポイント ダッシュ・ジャンプなど他のトレーニングと組み合わせると効果的

【4】筋持久力向上 15〜20回以上 × 2〜4セット

こんな選手・競技に向いています

水泳・マラソン・自転車・ボートなど、長時間にわたって力を発揮し続ける持久系競技の選手や、関節周囲の安定筋・姿勢保持筋を鍛えたい選手に向いています。

負荷 最大筋力の50〜65%
目的 持久的なサポート力の向上
ポイント 有酸素運動との組み合わせで心肺機能も強化できる

【5】スピード・パワーアップ 速い動作で 15〜20回 × 2セット

こんな選手・競技に向いています

バスケットボール・バレーボール・テニス・サッカーなど、素早い方向転換や跳躍が求められる競技の選手向けです。ただし、十分な基礎筋力があることが前提です。

負荷 最大筋力の30〜60%(軽めの負荷)
種目例 スクワット・ジャンプスクワット・パワークリーンなど
ポイント スムーズに速く動ける筋力(動作)を鍛える。基礎筋力が十分にあることが前提

SECTION 04|AFTER TRAINING

トレーニング後に確認すべきこと

トレーニングを行った後は、必ず実際の競技動作の中で変化を確認してください。たとえば以下のような点をチェックしてみましょう。

走りの切り返しや踏み込みに変化はあるか

投球・スイング動作に硬さや違和感はないか

ジャンプの高さや跳び出しのスピードに変化はあるか

疲労の回復が以前より遅くなっていないか

思い通りの変化が出ていれば継続、違和感があればメニューを見直してください。また、トレーニングによる疲労で可動域が狭くなることもあるため、定期的なコンディション管理も欠かせません。

SUMMARY

まとめ|目的別ウエイトトレーニングのポイント

競技力向上のために押さえておくべきポイントは4つです。

01

目的を明確にしてからトレーニングを始める。「なんとなく筋トレ」は競技力向上につながりません。筋肥大・最大筋力・筋持久力・パワーのどれを高めるかを先に決めましょう。

02

1RMを基準に負荷を設定する。感覚ではなくRMという客観的な指標をもとに重さを決めることで、トレーニングの精度が上がります。

03

競技特性に合ったプログラムを選ぶ。同じ「筋トレ」でも、競技によって適切な負荷・回数・休息は異なります。自分の競技に必要な身体能力から逆算して選びましょう。

04

トレーニング後は必ず競技動作で変化を確認する。重さを上げることではなく、競技パフォーマンスへの変化を評価基準にしてください。違和感があればすぐにメニューを見直しましょう。

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