皮膚・筋膜の重要性

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皮膚や筋膜がなぜ重要なのか

 

皮膚・筋膜の役割は知られていない
ここ数年で筋膜が注目されてきており、筋膜リリースという言葉をよく耳にするようになってきました。しかし医療業界においては30年以上も前から治療技術として使われてきた歴史があります。筋膜リリースという言葉は知られてきていますが、一般的に筋肉を包んでいる筋膜にどのような役割があるのかまでは知られていません。

姿勢や動きを制御する役割
筋膜は比較的薄い膜で全身にある筋肉を包み支持しいます。筋膜があるからこそ筋トレでボリュームがある筋肉になるといっても過言ではないでしょう。しかし、皮膚や筋膜の最も重要な役割は、全身をつなぎ合わせることで筋肉に頼ることなく姿勢や動きをコントロールしていることです。

治療者の誰もが理解しているわけではない
皮膚や筋膜の役割について医療関係者であれば誰もが理解していると思われるでしょうが、実は学校の授業でほとんど教えられることがないため重要視されていません。積極的に勉強をされている方でないと本当に理解されていない場合が多いです。

多くの場合筋肉が悪いのではない
姿勢が悪くなっている場合や、関節の痛みなどで柔軟性が低下している場合、多くの方が「筋肉が硬くなっている」と考えられるのではないでしょうか。そのため、筋肉を柔らかくしようとしてマッサージ、ストレッチ、体操などで解決しようと試みられると思います。しかしその効果が長続きしないことに疑問を持たれることはないでしょうか。

皮膚・筋膜は形状記憶装置として働く
マッサージやストレッチを試みてもあまり効果が見られない場合、全身のバランスや柔軟性などのコンディションが整っていない場合もありますが、皮膚や筋膜の状態が作用している場合が多々あります。皮膚や筋膜は、その状態を維持しようとする形状記憶装置としての役割があるため、皮膚・筋膜のねじれや短縮が生じている場合、筋肉の緊張や姿勢がなかなか改善しないということを経験します。このようなことは筋肉だけの古典的な考えでは十分な説明ができませんでした。

皮膚・筋膜の修正で劇的に変化する
「筋肉の緊張・カラダの動き・痛みの原因」などにおいて、全身を覆っている皮膚・筋膜の解釈を含めることにより、「なぜ姿勢が改善されないのか」「なぜ痛みの再発を繰り返すのか」といった情報を得ることができるため、その原因を特定し適切な調整を行うことより、劇的な改善が得られるようになってきました。

 

 

 

筋膜の構造


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筋膜の役割
筋膜は、筋肉の1つひとつを包んでいます。表面だけにあると思われている方も多いですが筋肉の裏側も覆っています。筋膜は、
皮膚の近くや内臓や骨に近いところまでいくつもの層になっており、顔や頭から手や足の先といった全身を筋膜がつなぎ合わせ、効率の良い運動を可能にしています。さらに、胸や腹部も包み、内臓や血管、神経などを支える役割も担っています。

筋膜は「弾性線維」と「コラーゲン線維」からなる

● 弾性線維
ゴムのように弾力性のある線維

● コラーゲン線維
その形をしっかり保とうとする線維

筋膜や皮膚があるから姿勢を維持できる
この2つの線維によって無駄な筋力を使うことなく姿勢を維持することもできますし、それぞれの配列を維持しながらダイナミックかつ滑らかに動くことができるのです。何らかの原因により筋膜のよじれが生じると姿勢が崩れたままになりやすく違和感が続きます。

 

 

 

皮膚・筋膜の役割

  

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筋膜の重要な役割

筋膜リリースという言葉は知っていても、筋膜の役割にどのような役割があるのかイメージすることが難しいかもしれません。そこで、みなさんご存知の魚肉ソーセージを想像してみてください。

魚肉ソーセージのオレンジの膜
魚肉ソーセージはオレンジ色のビニールに包まれているため、ある程度の柔らかさもあるのですが、しっかりとした形をつくり簡単には折り曲がらない粘り強さを持っています。しかし、ビニールを剥がしますと、それまでの支えがなくなりフニャフニャに曲がってしまいます。そのソーセージにあたるのが筋肉で、ビニールにあたるのが筋膜や皮膚になります。

組織を支える膜
この膜による構造は、筋肉のように柔らかい組織を支えるのに運動性と支持性の両方を兼ね備えることができるため、非常に有利に働くことになります。
一般的に姿勢の維持や運動を行うことは、筋肉が機能することにより実現できていると思われていますが、全身を覆っている皮膚や筋膜の働きによって、さほど筋力を使わずに姿勢を保持することや運動ができるのです。

皮膚や膜の動きが悪いと抵抗となる
筋肉と筋膜あるいは筋膜と皮膚の滑りや、皮膚・筋膜の粘弾性が低下した状態では大きな運動抵抗になってきます。またその状態が長期にわたり続いた場合、悪い姿勢が維持されたり、いわゆる高齢者の姿勢を作り、効率よく動くことが困難になってきます。

 

 

 

身体へのストレスは組織を癒着させる


互いが滑ることで動くことができる
全身の筋肉、骨、関節などは、連続した一枚の筋膜にパックされ、さらにそれらを皮膚が覆っています。通常これらの組織は互いに滑ることができているのですが、何らかの原因により組織どうしがピッタリと張り付いてしまえば支持が強くなりすぎて動くことが難しくなります。
私たちは皮膚や筋膜などが互いに滑り合うことで滑らかに動くことが可能になるのです。

皮膚・筋膜の変化
長時間の同じ姿勢、ピッチングなど同じ動作の繰り返し、トレーニング、生活習慣、あるいはケガなどによって、カラダの一部分にストレスが集中すると組織に変化が起こってきます。カラダに
持続的なストレスがかかっている場所では、血流や体液の流れが減少し、細胞へ栄養を送ることや老廃物の排出が行いにくくなります。カラダはそのストレスに対抗するため筋膜のコラーゲン線維が安定性を高めていき、本来備えている柔軟性や弾力性を失い組織どうしの癒着を起こしてくるので、身体は非常に動きにくくなってきます。

カラダの重たさになる原因
組織の癒着といった変化は、コリ、張り、痛み、疲労感、身体のひずみなどを引き起こす原因となり、直接的に改善しない限り長期にわたり不快感を持続させます。
スポーツやトレーニングをされている方において、関節の運動範囲の減少や、身体のキレ、重たさを感じる場合、皮膚・筋膜などの組織どうしの滑りに原因があることが少なくありません。

滑りを改善すると劇的に変化する
ストレッチを念入りに行っても思うように動きが改善しないといった場合、組織どうしの滑りが改善しておらず運動抵抗が生じている可能性があります。改善するためにはどの層が動かないのか、どの方向に動きを出す必要があるのかといった知識が必要となりますが、適切に改善することができれば全くストレスなく劇的に動けるようになります。競技レベルの高い方は必ず必要になってくるコンディショニングの1つです。



フィジカルデザインは、プロスポーツ選手と研究を続けているノウハウが豊富にあります。また、貴重な練習時間などに影響しないよう夜間営業しておりますので、ぜひご検討くださいますようよろしくお願いいたします。 

 

 

 

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