スポーツトレーニングの基本と考え方|広島のスポーツ整体フィジカルデザイン

フィジカルデザイン スポーツ整体トレーニング ﹥ 競技力を上げるトレーニングの基本

TRAINING GUIDE

競技力を上げるトレーニングの基本|
スポーツ選手が知っておきたいこと

「とりあえず筋トレ」では伸びない。競技特性に合わせた正しいアプローチを知ってください。

スポーツ選手のトレーニング|フィジカルデザイン

「もっと筋肉をつければ強くなれる」——本当にそうでしょうか?

野球・サッカー・陸上・バレーボールなど、競技を問わずトップを目指す選手に共通するのは、「身体をどう使えるか」を理解していることです。このページでは、競技力を本当に高めるために知っておくべきトレーニングの考え方を、スポーツ整体の専門家の視点からお伝えします。

SECTION 01|MISCONCEPTION

「トレーニング=筋トレ」という思い込みが、伸び悩みの原因になっています

トレーニングというと、ウエイトトレーニングや筋力アップをイメージされる方が多いと思います。しかし、それはトレーニング全体のなかのほんの一部分にすぎません。

競技力は「筋肉の量」よりも、「身体をどう使えるか」によって決まります。次の例を見てください。

BASEBALL

野球|投球速度を上げるのは「全身の連動性」

細身の投手が150km/hを超えるボールを投げられるのは、下半身から体幹、肩、指先までが一瞬で連動するからです。腕の筋肉だけを鍛えても、球速はほとんど変わりません。

TRACK & FIELD

陸上|スプリントの速さは「接地感覚と重心移動」で決まる

短距離の選手が追い求めるのは筋量の増加ではなく、接地の瞬間の感覚と重心移動の精度です。脚の筋肉だけを鍛え続けても、タイムの壁を越えることは難しいのです。

SOCCER

サッカー|相手をかわす力は「体幹と重心コントロール」から

華奢な体格でも接触プレーに負けず、鋭いドリブルで相手をかわせる選手がいます。その差は体格ではなく、体幹の安定性と重心のコントロール能力にあります。

VOLLEYBALL

バレーボール|高いジャンプは「インナーマッスルと骨盤」が鍵

ジャンプ力は太ももの筋肉だけで決まりません。骨盤の使い方とインナーマッスルの機能が整って初めて、跳躍力と着地の安定性が同時に高まっていきます。

どの競技にも共通することがあります。それは、「何をどう鍛えるか」の視点こそが、競技力向上の本質だということです。

SECTION 02|TOTAL BALANCE

身体はレーシングカーと同じ。エンジンだけ強くしても速くなれません

レーシングカーの開発では、エンジン出力だけを上げることはしません。出力を高めすぎると車体コントロールが難しくなり、部品の負荷が増えて故障リスクも上がるからです。

「最速」とは「最も安定して速く走れる状態」のことであり、そのためにはトータルバランスが最優先されます。これはスポーツ選手の身体づくりにも、まったく同じことが言えます。

レーシングカーと身体の対応関係

車体剛性
インナーマッスルによる関節安定性
排気量アップ
筋肉量の増加
ターボ
パワー・スピードの強化
エンジンの位置
骨盤・胸郭等の重心位置
サスペンション
衝撃吸収機能・重心調整
オイル
組織の滑走性向上
エアクリーナー/マフラー
吸気・呼気・心肺・横隔膜機能
燃料
栄養バランス・食事
コンピューター
動作制御・運動効率の向上
オーバーホール
メンテナンス・リカバリー

どれか一つだけを強化しても、全体のバランスが崩れれば本来の力は発揮できません。トータルバランスを整えることが、競技力向上の大前提です。

SECTION 03|TRAINING PYRAMID

パフォーマンスは4段階のピラミッドで積み上がります

土台を飛ばして専門練習だけを繰り返しても、怪我と伸び悩みを繰り返してしまいます。各段階にはそれぞれ役割があり、順番を無視すると効率が大きく落ちてしまうからです。

スポーツパフォーマンスを高めるためには、以下の4段階を順番に積み上げていくことが大切です。

LEVEL 01

基礎筋力トレーニング

使える筋肉を育てる

競技に必要な筋肉を効率よく使えるように育てる段階です。負荷の重さ・回数・セット数を目的に合わせて設定し、すべての土台をつくります。

LEVEL 02

専門的トレーニング

競技に筋力を適応させる

基礎筋力で築いた土台を、競技動作に適応させていく段階です。練習や試合で筋肉が正しく機能するよう、スポーツ動作に近い動きを取り入れていきます。

LEVEL 03

技術的トレーニング

無駄のない動きを身体に染み込ませる

競技そのものの動きを繰り返す段階です。重心移動・関節の動き・各部位の連動性など、無駄のない動作を反復して身体に定着させていきます。

LEVEL 04

作戦・戦術

試合で勝つための「考え方」を磨く

個人の能力がどれだけ高くても、試合に勝つには戦術が欠かせません。相手の動きや状況を予測しながら、チームや個人が最も効果的に動くための「道筋」を養います。

今の自分がどのレベルにいるかを確認することが、次の成長への第一歩になります。

SECTION 04|MAINTENANCE

ケアをしないトレーニングは、消耗するだけです

定期的なメンテナンスなしに、トレーニングの質を上げ続けることはできません。疲労と身体の歪みを放置すると、どれだけ練習を積み重ねても身体が正しく機能しなくなってしまうからです。

スポーツ整体には、次のような役割があります。

トレーニングによって生じた関節・筋肉の歪みをリセットする

組織の滑走性(動きのなめらかさ)を保ち、可動域を維持する

痛みが出る前に身体の状態を整え、練習・試合への準備を整える

栄養・睡眠・ストレッチなどのセルフケアと組み合わせてリカバリーを高める

ケアも含めてはじめて、トレーニングが確かな成果につながります。整体・ストレッチ・栄養管理・休養は、すべてトレーニングの一部です。

SECTION 05|FOR PARENTS

保護者の方へ|お子さんのトレーニングで知っておいてほしいこと

成長期のトレーニングには、注意が必要なケースがあります

「強くなってほしい」という思いから、目的が不明確なまま練習量だけを増やしていると、成長軟骨や関節に過度な負担がかかることがあります。特に中学・高校生の時期は、骨の成長が筋肉の発達よりも先行するため、痛みが出やすい時期でもあります。

保護者の方に意識していただきたいポイントがあります。

「とりあえず走り込み・筋トレ」は逆効果になることがあります。目的とお子さんの発育段階に合ったトレーニングを選ぶことが大切です。

「痛みが出てから」ではなく「出る前に」相談することが、競技を長く続けるための近道です。軽い違和感のうちに専門家に診てもらうことをおすすめします。

フィジカルデザインは理学療法士(国家資格)が担当します。20年以上の経験をもとに、成長期の選手の身体にも対応しています。お気軽にご相談ください。

SUMMARY

まとめ|スポーツトレーニングで大切な5つのポイント

競技力を高めるために、押さえておくべきポイントは5つです。

01

トレーニングは筋トレだけではありません。競技力は筋量ではなく、身体をどう使えるかで決まります。

02

トータルバランスが強さを生みます。一部だけを強化しても、全体のバランスが崩れれば本来の力は出せません。

03

基礎筋力→専門動作→技術→戦術の4段階を順番に積み上げることが大切です。土台を飛ばした練習は、伸び悩みと怪我につながります。

04

ケア・メンテナンスもトレーニングの一部です。疲労と歪みを定期的にリセットすることで、トレーニングの質が保たれます。

05

成長期は特に、目的を明確にした計画的なトレーニングが必要です。違和感があれば、痛みが出る前に専門家に相談してください。

一度ご相談いただくだけで、原因が明確になります

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