サッカー選手の股関節痛・グロインペイン|広島のスポーツ整体フィジカルデザイン

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GROIN PAIN / HIP PAIN IN SOCCER

サッカー選手の股関節痛・グロインペイン|広島のスポーツ整体フィジカルデザイン

繰り返す痛みを断ち切るために。原因は股関節ではなく、体幹にある。

「練習のたびに股関節の前側(足の付け根)が痛くなる。休むと楽になるけど、また再開すると同じ場所が痛い。」

そんな状態が続いているなら、それはグロインペイン(鼠径部痛症候群)かもしれません。グロインペインはサッカー選手に多くみられる股関節周囲の痛みで、キック・ダッシュ・切り返しといった繰り返し動作によって発症します。

「使いすぎ」「筋力不足」「ストレッチ不足」と片付けられがちですが、実際には体幹と骨盤の機能不全が根本原因であることがほとんどです。股関節そのものだけを治療しても繰り返すのは、そのためです。

SECTION 01 | DIAGNOSIS

グロインペインとは

DIAGNOSIS 01

症状の特徴

股関節の前側(鼠径部)・内もも・下腹部のあたりに痛みが出る。蹴る・走る・切り返す動作で痛みが増し、安静にすると軽くなる。しかし練習を再開するとまた同じ場所に痛みが戻る、という繰り返しが特徴。

DIAGNOSIS 02

なぜサッカー選手に多いのか

サッカーはキック・ダッシュ・急激な切り返しなど、多方向への激しい動作を繰り返す競技です。これらの動作は股関節周囲に複合的な負荷をかけ続けるため、体幹や骨盤に機能不全があると痛みに発展しやすい。

DIAGNOSIS 03

病院で「異常なし」と言われることがある

骨や軟骨に明確な損傷がなくても痛みは出る。体幹・骨盤の機能的な問題はレントゲンやMRIには写らないため、「異常なし」「成長痛かもしれない」と言われるケースが多い。

「病院で異常なしと言われたのに、練習を再開するとまた同じ場所が痛くなる」という状態がまさにこれにあたる。画像で見えない機能的な問題こそが、グロインペインの本質です。

SECTION 02 | PATTERN

なぜ繰り返すのか

PATTERN 01

股関節だけを治療しているから

痛みの出ている場所と、原因のある場所が違う。股関節の局所だけにアプローチしても、体幹・骨盤の機能不全という根本が変わらなければ、再開すれば同じメカニズムで再発する。

PATTERN 02

安静にしているだけだから

休養で炎症は引くが、体幹・骨盤の機能不全はそのまま残る。「休んだら治った」と思って再開すると、また同じ場所が痛くなる。このサイクルを繰り返している選手が非常に多い。

PATTERN 03

自分のタイプに合わないケアをしているから

グロインペインには骨盤の前傾型・後傾型があり、タイプによって原因となる筋肉も、改善のアプローチも全く異なる。「とりあえず股関節のストレッチ」を続けることが、かえって悪化を招くことがある。

SECTION 03 | MECHANISM

身体で起きていること

グロインペインには、2つの崩れ方が同時に進行しています。前後方向の崩れ(矢状面)と、左右方向の崩れ(前額面)です。この2つが重なることで、最終的に股関節への過負荷が生じます。

ROUTE A|前後方向の崩れ(矢状面)

STEP 01

FATIGUE

脚の疲労による骨盤の乱れ

走る・ジャンプを繰り返すことで脚全体が疲労し、骨盤のポジションが崩れ始める。この時点ではまだ痛みがなくても、身体の中では代償パターンが始まっている。

STEP 02a

ANTERIOR TILT

骨盤前傾型(股関節がうまく使えていない選手に多い)

太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が過剰に緊張し、骨盤が前に傾いた状態が定着する。股関節をうまく使えていない選手に多くみられるパターン。

STEP 02b

POSTERIOR TILT

骨盤後傾型(股関節をよく使えている選手に多い)

お尻の大きな筋肉(大殿筋)や太ももの裏側(ハムストリングス)が疲労することで、骨盤が後ろに倒れた状態になる。股関節をよく使えている選手に多くみられるパターン。

ROUTE B|左右方向の崩れ(前額面)

STEP 03

LATERAL LINE

脚の外側ラインへの過負荷

急激な切り返しや横への動きにより、お尻の横〜膝の外側〜足首にかけての脚の外側ライン(中殿筋・腸脛靭帯・腓骨筋)に緊張が蓄積する。その結果、脚を内側に動かす動きが制限される。

STEP 04

LATERAL INSTABILITY

片足に乗れなくなる

股関節の動きが制限されることで、片足に体重を乗せたときに身体が傾いてしまう。骨盤が左右に傾いたり上下にズレる不安定さが生じ、走るたびにバランスを崩している状態になる。

STEP 05

CORE DYSFUNCTION

腹圧低下・体幹が支えられなくなる

前後・左右の骨盤不安定が重なることで、お腹の内側の圧力(腹圧)が下がり、体幹が身体を支える機能を失っていく。ここで2つのルートが合流し、最終的な股関節への過負荷へとつながる。

STEP 06

HIP OVERLOAD

股関節への過負荷(痛みの発生)

体幹が機能しない状態でボールを蹴ると、太ももの前側の筋肉を過剰に使うことになる。本来は体幹全体で分散されるべき力が股関節に集中し、繰り返すことで痛みとして現れる。

注意|自己判断のストレッチが痛みを悪化させることがある

骨盤前傾型と後傾型では、硬くなっている筋肉も、ほぐすべき部位も全く異なる。「とりあえず股関節のストレッチ」を繰り返しても改善しないのはそのためです。自分のタイプを正確に把握した上でのアプローチが不可欠です。

SECTION 04 | FOR PARENTS

保護者の方へ

お子さんの股関節の痛みに関して、よくある誤解があります。痛みが長引いたり繰り返す前に、ぜひ知っておいてください。

よくある誤解 01

「痛みが消えた=完治した」

炎症が引いて痛みがなくなっても、体幹・骨盤の機能不全は残ったままです。再開すれば再発する状態のまま練習に戻ることになり、「また痛くなった」を繰り返すことになります。

よくある誤解 02

「安静にしていれば自然に治る」

安静は炎症を抑えるためには必要ですが、根本原因へのアプローチなしでは同じことを繰り返します。安静期間中から体幹・股関節の機能を改善する取り組みを並行することが、早期復帰への近道です。

よくある誤解 03

「成長期だから仕方ない」

成長期であっても、正しいアプローチで改善できます。「成長痛だから」と様子を見続けた結果、剥離骨折など、より深刻な状態に進行したケースは少なくありません。

痛みを訴えているお子さんの身体は、すでに限界に近いサインを出しています。早めに正確な評価を受けることが、選手生命を守る最善策です。

SECTION 05 | DIFFERENCE

フィジカルデザインのアプローチ

DIFFERENCE 01

骨盤タイプの正確な評価

前傾型か後傾型かを理学療法士が徒手評価で正確に判定します。タイプによって施術のアプローチが全く異なるため、この評価がすべての起点になります。

多くの院では骨盤タイプを区別せず同じストレッチや施術を行っています。タイプが違えば、同じストレッチでも一方には効果があり、もう一方には悪化をもたらします。正確な評価なしに改善はありません。

DIFFERENCE 02

股関節の可動域と外側ラインの改善

脚を内側に動かす動きの制限と、脚の外側ライン(お尻の横〜足首)の緊張を解放します。骨盤の左右安定を回復させることで、片足に乗れる身体をつくります。

DIFFERENCE 03

体幹機能の再教育

腹圧を高め、骨盤を安定させるための体幹機能を段階的に回復します。「体幹トレーニング」ではなく、サッカーの動作に対応できる機能的な体幹を獲得することを目的としています。

DIFFERENCE 04

競技特性に合わせた全身評価

20年以上のスポーツ整体の経験から、サッカー特有の多方向動作に対応できる身体の使い方まで指導します。痛みを取るだけでなく、プレーの質が上がる身体を目指します。

SUMMARY

まとめ

グロインペインを根本から改善するために、押さえておくべきポイントは4つです。

01

グロインペインの根本原因は体幹・骨盤の機能不全。股関節の前側の痛みは「結果」であり、その背景にある体幹と骨盤の機能不全を改善しなければ根本解決になりません。

02

骨盤前傾型・後傾型でアプローチは全く異なる。「とりあえず股関節のストレッチ」を繰り返しても改善しないのはそのためです。自分のタイプを正確に把握した上でのアプローチが不可欠です。

03

安静だけでは再発を繰り返す。休養で炎症は引いても、体幹・骨盤の機能不全はそのまま残ります。安静期間中から機能回復に取り組むことが、競技への早期復帰に直結します。

04

正確な評価と段階的なアプローチで、再発しない身体はつくれる。理学療法士による骨盤タイプの判定と個別プログラムにより、グロインペインを繰り返さない身体をつくることは十分に可能です。

 

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