肩の痛みとその対応

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スポーツによる肩の痛み


スポーツにおける肩の痛みは、野球をはじめ、水泳、バレーボール、テニスなど、腕を力強く振るような動作を繰り返し行うスポーツで多くみられます。

年齢は小学生の低学年から50歳代といった幅広い層でみられます。痛みが出る場所やその程度には違いがみられるものの、基本的に痛みの原因においては大きな違いはありません。

野球による肩の痛みは「野球肩」と名前がつくように、野球を行うことによる肩の痛みは他のスポーツと比較して多いのかもしれません。当店においても高校野球の夏の大会前には利用される方が非常に多くなります。



肩の痛みが出る原因

肩の痛みは、どの場所にどのような痛みが出るかによって、その原因は様々に考えらますが、基本的な痛みの原因としては、肩の動きが非常に狭くなっているにもかかわらず、腕を大きく動かさなければならないような状況が続いていたということがあります。

健全な肩であれば、股関節から骨盤、体幹、肩甲骨の非常に大きな動きにより、肩の関節は過剰に動く必要がありません。しかし、肩から下の柔軟性が低下している場合は、肩の許容範囲を超えてしまうほど関節が大きく動く必要が出てくるために、肩周囲の組織に非常に危険なストレスが繰り返し加わることになります。

関節周囲の組織への危険なストレスは「引っ張られる力」「圧迫される力」「横へずれる力」など、それらが複合的に加わったものになります。こうしたストレスが様々な組織に持続的に加わることによって細かな損傷が発生し、これ以上の破壊を防ぐためにカラダは痛みを出して防御しているのです。

このように考えていくと、むしろ肩が悪いのではなくて、股関節や体幹、肩甲骨といった肩と離れている部分が正しく働いていなかったために肩に過剰な負担が加わっていたと考えられるわけです。



痛みが出ている肩の状態

 

痛みが出ている肩関節の中を関節鏡で確認すると、関節のあらゆる場所に何らかの損傷があり、複合的な損傷がみられる場合が多いようです。しかし、医学的な所見で関節の損傷があるからといって「必ずしも痛みが出るわけではない」ので注意が必要になります。

これは、レントゲンで「ひざ」の骨が摩耗していても「必ず痛みがでるわけではない」のと同様で、例え関節の損傷がみられていても炎症が起きていなければ痛みを感じることはないということを理解しておく必要があります。 

こうしたことは医学的な発表によっても明らかになっていますし、関節に何らかの損傷があっても、痛みなく普通にプレーしているプロ選手も非常に多くみられます。

要するに、痛みを改善していくためには、損傷がみられる関節への対応よりも、炎症の原因を考えて全身的な対応をしていくことが非常に重要になってくるのです。
ここを見誤っては痛みの対応が非常に難しくなってしまいます。

 

 

 肩の痛みの確認

 

非常に強い痛みによりスポーツが続けれなくなった方の中には、数週間前から腕を上げる時の「違和感」や「軽い痛み」など、何らかの自覚症状があったにもかかわらず何もせず放置されていた場合が多くみられます。

スポーツ選手の多くは、練習も毎日続き、休日には試合などがあるため、まず病院など医療機関へ受診する時間が非常に限られます。また受診してもず運動の中止を指示され、競技を続けることが困難になってしまうため、できるだけ病院受診を避けるような傾向がみられます。

痛みや違和感に不安を感じていても、レギュラー争いから脱落したくないため、監督やコーチ、トレーナーに訴えることもできないような状況もみられます。しかし、肩の痛みや違和感に限らず、カラダの不調を改善する場合は必ず広い視野で原因を捉えていく必要があります。

確かに痛みが出ているのは肩で、動きの制限もみられてはいるのですが、だからと言って痛みの原因は「肩なんだ」と決めつけるのではなく、肩が頑張らなくてはならなかった原因を考えながら全身の機能を確認していく必要があるのです。

肩の関節は、複合関節といって鎖骨、胸骨、肩甲骨、肋骨、脊柱、骨盤など複数の関節を含め絶妙なバランスで機能しているので、全身の機能が適切に発揮されていなければ、本当の意味で痛みを改善することはできませんし、スポーツにおけるパフォーマンスを向上することはできません。

しかし、特に肋骨や脊柱を含めた体幹は非常に関節も多く、さらに股関節の機能も正確に把握することは容易ではありませんので、やはり短期間で痛みを改善するためにはスポーツ治療の専門家に相談することをおすすめしています。

肩の痛みで病院を受診された場合、問診などの後に診断のためのレントゲン写真を撮影し診断が行われると思います。しかし、スポーツによる肩の痛みの場合、
通常レントゲン検査で異常がみられることは少ないとされています。

また画像診断で何らかの変化が認められた場合においても、その変化が直接的な痛みの原因でない場合が多いため全身状態と合わせて判断する必要があります。

さらに、MRICT、超音波などの検査では、レントゲン写真に比べ、肩板、関節包、関節関節軟骨といった軟部組織を含めた損傷を確認することができますが、
その組織が損傷するまでに至った原因や治療方法までを本当の意味で判断することはできません。

単純に、ボールの投げ過ぎや、練習のし過ぎで痛みが出たのではないということをご理解していただきたいと思います。肩の痛みを改善する方法を導くためには、やはり関節がどのように機能しているのかあなた自身のカラダを実際に触れることでお互いに考えていく必要があるのです。 

 

 

 

肩の痛みの改善方法


すでに非常に強い痛みが肩に出ていて、腕を上げることさえ難しいような場合は、まず医療機関においてどこが損傷を受けているか診断を受ける必要があるでしょう。スポーツ活動復帰のためには診断結果をもとに、痛みを生じている原因を突き止めて適切に対応していくのが最も近道となります。

自分のカラダに興味をお持ちの方の中には、ストレッチで痛みを治そうと試みられる方もあるかもしれません。しかし、痛みの原因を捉えないまま行う漠然としたストレッチはさらにカラダのシステムを混乱させ、痛みのメカニズムを複雑化していきます。

また、痛みの原因は筋力低下だと考え、さらにトレーニングなどの運動を重ねていく方もみられますが、一見力がついたと感じられても、さらに肩の関節に負担をかけることを助長することにつながり、スポーツへの復帰が延びてしまうことも多々みられます。

何度も申しあげますように、痛みが出ている場所が肩であってもその原因は全身の複数の箇所にみられるため、1つひとつの改善に対して痛みがどう変化していくかを確認していく作業が必要となります。

これらは非常に時間もかかりスポーツに対する専門的な知識や技術が必要となりますので病院では対応が難しいこともあると思います。肩の痛みや違和感でお悩みで、短期間の改善をご希望の方はスポーツ治療の専門家に相談されることをお勧めいたします。


フィジカルデザインは、プロスポーツ選手と研究を続けているノウハウが豊富にあります。
また、貴重な練習時間などに影響しないよう夜間営業しておりますので、
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