スポーツによる代表的な痛み
フィジカルデザイン スポーツ整体 > スポーツの痛み > スポーツによる代表的な痛み
スポーツによる痛み
痛みはカラダの変化をあなたに知らせている
一般的に多くみられるスポーツの痛みは、特定の運動を繰り返し行うことによってカラダの一部に過剰なストレスが積み重なり、正しく動けなくなったことをあなたに知らせるものになります。痛みがなければ取り返しのつかない大きなケガに発展します。
痛みの原因を放っておけば慢性化しやすい
カラダを酷使したままでは組織の変化が積み重なり、元の状態に戻すのにも時間がかかります。ストレッチなどで柔軟性が回復できないような状態となっていれば痛みも慢性的なものになっていきやすくなります。
本当に使い過ぎなのか
一般的にスポーツによる痛みは、使い過ぎ(オーバーユース)が原因と考えられることが多く「使いすぎ症候群」ともいわれています。しかし、実際に痛みの原因を探っていくと単純に使いすぎたのではなく、必ず痛みが出る原因があることが明らかになってきます。
動きにくくなっているのが原因
痛みの原因の多くは「カラダが動きにくい状態のまま」激しいスポーツ活動を行ったことによってカラダの一部に過剰なストレスがかかり、その「危険性」をあなたに知らせるため痛みが出ている場合がほとんどです。
原因に対処しなければ解決が難しい
痛みを改善するために「マッサージ」「ストレッチ」「筋トレ」「整体」などを行われる方もあるかもしれません。しかし、痛みの原因に対して正しく対処をしなければ、どんな治療法にチャレンジしても再発を繰り返すなど、痛みを完全に取り除くのが難しくなります。しかし原因を解決できれば痛みはすぐに変化します。
改善を望まれるなら専門家に依頼する
あなたが本当に痛みの改善を望まれるなら、必ず全身の状態を把握し痛みの原因を解決する必要があります。早期に解決を望まれる場合、スポーツの専門知識や改善のための技術を持ったスポーツ治療の専門家にご相談されることをおすすめいたします。
スポーツによる肩の痛み(野球肩など)
腕を強く振り下ろすスポーツで多い
スポーツによる肩の痛みは「野球肩」がその代表ですが、野球だけに限らず「バレーボール」「テニス」「水泳」「ハンドボール」「陸上競技」などでも多くみられています。その多くが腕を高く上げたところから強く振り下ろす動作を繰り返すことで痛みが生じてきます。
肩へのストレスが増して痛みとなる
肩の痛みは全身が適切に動いていれば痛みが出ることはないのですが、カラダの動きが狭くなったまま腕を大きく動かす動作を繰り返し行うことによって、肩関節とその周囲の組織にストレスが蓄積すると痛みが出ます。そのため、肩の痛みが出る原因は肩、胸郭、肩甲骨、股関節といった複数の場所にあることが予測されます。
痛みが強くなる前に対処する
すでに激しい痛みが出ている場合、その対応も段階的にすすめていく必要があり簡単ではありません。特に肩はカラダからぶら下がっているため安静にしておくことが非常に難しいため、激しい痛みになる前に適切に対処する必要があります。短期間での改善を望まれる場合、スポーツ治療の専門家にご相談されることをお勧めいたします。
スポーツによる肩の痛みの主な症状
● 肩を動かすと痛みや違和感を感じる
● 肩が張る感じがする
● 肩の前が痛い
● 肩の後ろが痛い
● 腕が上げにくい
スポーツによる肘の痛み(野球肘・テニス肘)
腕を強く振るスポーツ競技に多い
スポーツによる肘の痛みは、無理な投球動作の繰り返しや、スイングなど腕を強く使った場合に肘周囲の靭帯や組織が引き伸ばされたりすることで起こる肘の痛みです。リトルリーガー肘、ベースボールエルボーともいわれます。野球以外のスポーツではテニスなどでも頻繁に起こり、テニス肘やバックハンドテニス肘、フォアハンドテニス肘とも呼ばれます。
肘に痛みが出る原因
肘に痛みが出る原因は、胸郭や肩甲骨が適切に動かない状態のまま投球やスイングをしたことによって、肘周囲の組織に過剰なストレスがかかって痛みが出ている場合がほとんどです。肘の痛みが出る場合、肘が伸ばしにくくなっているなどそのストレスの蓄積もかなりのものになっていると予測されます。
靭帯損傷になれば手術の検討も
ニュースでも知られるように、プロ野球選手においても肘の靭帯の損傷にまで発展すると手術も考慮しなければならなず、その代償は計り知れません。靭帯損傷にまで至れば、筋肉と違いその修復には時間を要します。そのため、腕の張りや違和感を感じるようであれば早めにスポーツ治療の専門家に相談されることをお勧めいたします。
野球肘・テニス肘の主な症状
● 肘に違和感・不快感、だるさを感じる
● 肘を曲げると痛い
● 肘の内側が痛い
● 肘に痛みを感じる
● 肘が突っ張る感じがする
● 肘が伸ばせない、伸ばすと痛みを感じる
ジャンパー膝 ・ オスグッド
ジャンプ・ダッシュの多い競技でみられる
ジャンパー膝は、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、体操、陸上競技などでジャンプやジャンプの着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキックやダッシュなどを繰り返すことにより、ひざの前にある膝蓋腱(しつがいけん)にストレスがかかり痛みを生じます。
ジャンパー膝(ひざ)・オスグッドの原因
ジャンパー膝やオスグッドになる原因のほとんどは「背中が丸い」「股関節が硬い」といった姿勢の悪化です。背中が丸くなることによりカラダの重心が後ろに移り、激しいスポーツ動作により太ももの前の筋肉である大腿四頭筋に過剰なストレスがかかり痛みが出るのです。
ストレッチだけで改善は望めません
ストレッチを行うことは悪くはありませんが、ストレッチだけではなかなか痛みの改善は望めません。姿勢の悪化は全身に及んでいるため容易ではないのです。しっかりと改善を望まれるのであれば全身の機能を改善することができるスポーツ治療の専門家にご相談されることをお勧めいたします。
ジャンパー膝の重症度分類
Ⅰ期:スポーツ開始時にひざの前に痛みが出るが、スポーツをするのに問題ない
Ⅱ期:スポーツ開始時と運動後に痛みが出るが、運動中は痛みが軽くなったり消える
Ⅲ期:ひざが痛くスポーツを行うことが出来ない
Ⅳ期:膝蓋腱(しつがいけん)の断裂が起きる
ジャンパー膝の主な症状
● ひざの前に痛みを感じる
● 体が温まる頃に痛みは薄れるが、活動を続けるとまた痛くなる
● ジャンプ、ダッシュを行うとひざに痛みを感じる
● ジャンプの着地で強い痛みを感じる
● ひざが腫れたり熱を持つ
● 肘が伸ばせない、伸ばすと痛みを感じる
● ひざを屈伸すると痛みを感じる
シンスプリント
陸上競技に多い
シンスプリントはスネの骨の内側に痛みが出て走ることが難しくなります。痛みはそれほど鋭くはなく、うずくような痛み(鈍痛)が出るのが特徴です。診断名では脛骨疲労性骨膜炎ともいわれます。
シンスプリントの原因
マラソン選手や陸上競技のランナーなど反復するランニングやジャンプにより持続的なストレスが加わる事と、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉がスネの骨膜を引っ張り炎症が起こるためだと考えられていますが、全身を詳細に確認すると原因は多々あります。
シンスプリントの痛み
痛みは運動開始時に出ますが、その後はおさまり、運動が終わると再び痛みが出たりします。炎症が進むと運動中も痛みが続くようになります。陸上競技などのランニング以外でもサッカーなど強度の高いスポーツで生じることがあります。 痛みの改善には体幹や股関節の問題を解決する必要があります。早期に改善を望まれるのであれば全身の機能を改善することができるスポーツ治療の専門家にご相談されることをお勧めいたします。
シンスプリントの主な症状
● スネの骨に沿ってうずくような鈍い痛みが出る
● スネの骨の内側に痛みを感じる
● スネの骨が運動中痛む
● スネが熱を持っている感じがする
腰椎分離症・分離すべり症
腰椎分離症は少年に多い
「腰椎分離症」は腰の骨の一部が折れてしまうもので、「腰椎すべり症」は腰椎の位置が前にずれたものをいい、腰痛とお尻や太ももの痛みを伴う場合があります。多くは、カラダが柔らかい中学生の頃にジャンプや腰をひねったりなどを過剰に行うことで、腰椎に亀裂が入って起こるといわれています。骨折のように1回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返し腰椎を酷使することで徐々に起きると考えられます。
第4、第5腰椎に生じることが多い
腰椎分離症は第4、第5腰椎の間に多く発症します。分離した腰椎とその下の腰椎の連結が椎間板だけとなるために脊椎が不安定になり、周辺の靭帯や筋肉にストレスがかかり腰痛を引き起こします。また、10代前半に激しいスポーツをおこなって疲労骨折が治らないまま分離したケースも多くみられます。
腰椎分離症・すべり症の主な症状
「腰椎分離症」「腰椎すべり症」の症状の多くは腰痛になります。中にはお尻の痛み、足先の痛み、痺れ感などを感じる場合もあります。また、腰椎分離症があるにもかかわらず痛みなどの症状がない方も多くいらっしゃいます。
改善の方法
分離した腰の骨を修復するには手術などの選択が必要になると思われますが、多くの方は動けないほどの激痛を伴うことは稀なため、不安定になっている腰の安定を図ることで痛みが改善する方がほとんどです。改善にはやはり専門的な知識が必要となりますので、全身の機能を改善することができるスポーツ治療の専門家にご相談されることをお勧めいたします。
腰椎分離症・分離すべり症の主な症状
● 腰が重い、だるい
● 長時間の立ち仕事や、同じ姿勢を続けたあとに痛みを感じる
● 腰に鈍く重い痛みを感じる
● 体を後ろに反らせると強い痛みを感じる
● 脚の痛みやしびれを感じる
フィジカルデザインは、プロスポーツ選手と研究を続けているノウハウが豊富にあります。また、貴重な練習時間などに影響しないよう夜間営業しておりますので、ぜひご検討くださいますようよろしくお願いいたします。