膝の痛みとその対応

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スポーツによる膝の痛み

 

激しく走るスポーツに多い
スポーツにおける膝の痛みは、「走る」「ダッシュ」「ジャンプ」などが含まれる競技で多く、
スポーツ種目では、陸上、バスケットボール、サッカー、テニス、バドミントンなどで多い傾向ですが、ゴルフでもみられています。また、野球においても冬場の練習などで走り込みを多く行うようなトレーニングを行われた場合にもみられます。


代表的な痛み(病名)
膝の痛みはその原因により痛みの出る場所が異なってきます。その中でも代表される膝の痛みは、その場所によって病名が付けられています。
「ジャンパー膝」「オスグッドシュラッター病」「ランナー膝」「膝蓋靭帯炎(ひつがいじんたいえん)」「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」「鷹足(がそく)」が代表的なものになります。


重度の膝のケガ
相手との衝突などにより非常に強い力が瞬時に加わることによって
「内・外側副靭帯損傷」「前・後十字靭帯損傷」「半月板損傷」といった重度のケガが生じることがあります。靭帯や半月板などのケガは
スポーツ選手にとって致命的で、状態によっては手術が必要であったり、またその後、競技復帰までのリハビリ期間にも時間がかかります。

靭帯の完全修復には時間がかかる
靭帯のケガは筋肉と異なり血行が乏しいため、軽度な損傷と思われても、
その完全な修復には6週間以上といった時間がかかります。靭帯の損傷状態にもよりますが、膝の「ぐらつき」によりスポーツ活動が困難な場合、手術を選択しなければならない場合もあります。




スポーツによる膝のケガの分類



1.相手の選手と衝突し膝を捻ったなど突然のケガ
受傷と同時に激痛のため運動を続けることは困難になり、競技復帰にも時間がかかります。
● 骨折、前十字靭帯損傷、側副靭帯損傷、半月板損傷、アキレス腱断裂
など。

 

2.膝関節に過剰な負担がかかったことによる痛み
全身状態の崩れによって生じたもので、強い痛みになるまで通常は違和感や軽度の痛みになどの予兆があります。
● ジャンパー膝、オスグット、肉離れ、膝蓋腱炎、腸脛靭帯炎、アキレス腱炎
など。



膝関節の特徴



膝は重心の位置に大きな影響を受ける
膝の関節は、股関節と足関節の中間に位置する関節で、関節の中でも一番大きな関節になります。
他の動物と異なり、直立歩行を行う人間の膝には下記のような特徴があり、特に上半身の重心位置によって大きな影響を受けます。

膝関節の特徴
● 膝への圧力は関節の中で最も高く体重の平均7.1倍。股関節は5.4倍、足関節は5.2倍。
● 背中が丸くなり重心が後になるだけでも膝の前側には非常に高いストレスがかかります。
● 片足のバランスが悪いと膝を内側・外側に向けようとするストレスが加わります。
● 
重心が前になると膝は伸び、重心が後ろになると膝は曲がります。
● 関節の形状だけでは安定しないため複数の靭帯が膝を安定させています。
● 膝に強い捻りが入ると靭帯や半月板が損傷しやすくなります。
● 膝は骨の「転がり」「滑り」「回旋」といった複合的な動きによって大きく屈伸できます。



膝の痛みの原因



痛みがあればパフォーマンスを発揮できない
スポーツ種目の多くは「走る」「ジャンプ」「ストップ」といった動を繰り返し行う必要があるため、
膝に痛みがあれば本来のパフォーマンスを発揮しにくくなります。また、長期的に炎症が続き強い痛みが治まらない場合、一時的にスポーツを中止しなければならない場合もあるかと思います。


原因が解決していなければ再発も多い
スポーツを中止して炎症が治まっても、
膝にストレスをかけている原因が解決しなければ競技を再開しても痛みが再発することが多く、思うように競技復帰できない選手も少なくありません。


使いすぎが原因ではない
一般的に多くみられるスポーツの痛みは、近代においても「使い過ぎが原因である」と単純に考えている治療者・指導者がほとんどを占めているため、「どういうメカニズムで痛みが発生したのか」という根本的な原因については注目されていません。そのため色々な治療を繰り返しても、痛みが思うように改善しないということになるのです。

痛い場所だけが悪いわけではない
痛みが出ている場合、多くの方は痛みが出ている場所だけに注目しがちですが、
全身の状態を詳細に確認していくと非常に複雑な状態となって痛みが生じている場合が多くあります。


重力に対する対応が出来なくなっている
通常はほとんど自覚することはありませんが、生活習慣をはじめ、試合、練習、トレーニングなど様々な要因により
痛みが出る以前に、カラダは重力に対するコントロールが適切にできなくなっており、それでもどうにか安定した全身状態にしようと過剰な緊張を強めた場所が複数出来てきます。


姿勢保持のための過剰な緊張は抜けにくい
過剰な緊張は姿勢を保つために使われているため力が抜けません。
結果的に、スムーズな動きが行えないのと同時に、関節や組織に対する負担を非常に高めており、運動を行うことでさらに危険な負担が加わってしまいます。


警報装置である痛み
関節、腱、靭帯、筋肉、筋膜といった組織に持続的な負担が加わると、
カラダは組織の損傷を防ぐために痛みを出して知らせてくれます。痛みはカラダにおける警報装置なのです。

重力に対し適切なカラダの使い方ができない
スポーツによって膝の痛みが出ている多くの方は、体幹や骨盤のポジションが崩れており、
重力に対して、適切なカラダの使い方ができないままスポーツを行い、膝に非常に大きな負担をかけ続けているという所に痛みの原因があります。




膝の痛みの改善方法



膝だけに注目したのでは改善しにくい
スポーツによる膝の痛みを改善するために、多くの方がアイシングやストレッチ
あるいはマッサージなど試みられるとおもいますが、やはり膝だけに注目していたのでは思うように改善が得られないことが多いと思います。 

通常は膝に負担はかからない
多くの方は、ジャンプや走る動作などによって酷使されれば「痛みが出るのは当然だ」とお考えだと思いますが、健全なカラダであれば、膝はむしろ補助的な役割のため、体幹、股関節、足関節がしっかりと機能していれば大きな負担がかかることはありません。
 
膝は衝撃を吸収する役割を持つ
基本的に膝の重要な役割は、体幹や上半身を支え活動時の衝撃を吸収することにあります。
そのため、膝は体幹や上半身がどのような位置にあるか、片足で立った時にどのような姿勢変化になるかによって非常に大きな影響を受けるのです。

上半身にヒントがある
膝の痛みが出ている場合、むしろ膝よりも上に位置している
体幹を含む上半身が適切に機能していないことが多くみられます。通常の治療において膝周囲の治療に力を注いでいるのですが膝だけの治療を行っても一向に改善が得られないのはこのためです。

上半身の状態を確認することは容易ではない
膝よりも上に位置する、股関節、骨盤、体幹を含めた上半身の状態を詳細に確認し調整していくことは容易ではありません。非常に関節が多くわずかな変化を見逃しやすいからです。また安易に手を加えると状態が複雑化し改善を阻害することもあります。

解決が難しければ専門家に相談する
膝の痛みを短期間で改善するためには、スポーツ治療の経験が豊富で、
全身を把握することができるスポーツ治療の専門家にご相談されることをお勧めしています。

 

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