肩の痛みの原因とその対応
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肩の痛みはカラダからの救援信号
カラダからの救援信号を受け止める
肩のコリなどは多くの方が自覚する症状のため、あまり深刻にとらえる人はないかもしれませんが、その不快な感覚は全てカラダからのサインです。「五十肩」をはじめとした肩の痛みも、自然に治るだろうと我慢されることも多いと思います。しかし、原因が改善されなければ痛みが長引くことも少なくありません。カラダからの救援信号である痛みを無視せず受け止めてあげましょう。
自然に治ると説明を受けることもある
肩の痛みが長引くので病院に受診すると、骨には異常がないので安静にしていれば治ると説明されることもあるようです。しかし、痛みの原因を残したまま生活することによって激しい痛みに変化したり、再発して仕事や日常生活に影響を及ぼすことがあるため、痛みが強い場合できるだけ早めの対処をお勧めしています。
複数ある原因に対処する
今まで痛くなることはなかったのに、なぜ突然に痛みが出たのだろうと思われる方も少なくありません。しかし、痛みの原因を探るとカラダが複雑に変化し、複数の原因があることが分かります。この原因が複数あるというのがポイントです。その原因に対し適切に対処すれば痛みは必ず改善します。
痛みはカラダの異常を知らせる救援信号
「肩の痛み」は、あなたのカラダが出している救援信号です。頑張っておられる仕事、スポーツ、家事、日常生活などによって疲労が積み重なり、カラダが限界に近いことを知らせてくれているのです。放っておいても痛みの原因は根本的に解決しません。対応が早ければ、それだけ改善するのにも時間がかかりません。
腕を大きく使うスポーツに多い傾向
肩の痛みは腰痛やひざの痛みほど多くはありませんが、仕事や日常生活で腕を使うことが多い方にみられます。スポーツにおける肩の痛みは、野球をはじめ、バレーボール、ゴルフ、水泳、テニスなど、腕を大きく回転させる動作や、力強く腕を振るような動作を繰り返し行うスポーツで多い傾向にあります。
小学生からプロ選手まで年齢は様々
肩の痛みを生じる年齢は様々で、小学生から50歳代といった幅広い層でみられます。スポーツであれば、運動を始めたばかりの初心者からプロスポーツ選手に至るまで競技レベルにおいても様々です。さらに、痛みの原因においても多種多様で、痛みが同じような場所に出ていても、一人ひとり原因を探り段階を追って適切な対応をしていく必要があります。
スポーツで多いのが「野球肩」
野球による肩の痛みは「野球肩」と名前がつくように、肩の痛みの中でも多い傾向にあります。一般的に野球肩、四十肩、五十肩などは非常に有名ですが、行っているスポーツや年齢における肩の痛みを総称したものであって正式な病名ではありません。そのため病名は同じでも様々な病態が存在します。
肩の痛みが出る原因
肩の痛みの根本的な原因
肩の痛みの原因は、その場所や程度によって様々に考えらます。しかし、共通した根本的な痛みの原因としては、全身的な影響により「肩や腕だけが頑張って動かさなければならない状況が続いた」ということが考えられます。
通常は肩だけを過剰に動かす必要はない
全身状態が良好であれば、肩だけが大きな力を発揮する必要はありません。股関節、骨盤、背骨、肩甲骨といった総合的な関節の動きによって、肩だけに負担がかからないようなシステムになっているからです。
痛みは関節の損傷を防いでいる
肩への異常なストレスは「引っ張られる力」「圧迫される力」「横へずれる力」など、それらが複合的に加わったものになりまが、その異常を感知したカラダは痛みを出してあなたに知らせます。あなたにとって痛みは避けたいものだと思いますが、痛みは大きな損傷に発展しないように備わっている重要なシステムなのです。
あなたのカラダは消耗品ではありません
痛みは今までの頑張りが蓄積したもの
肩が痛くなる原因は、あなたが長期間にわたり仕事、スポーツ、勉強、家事などを頑張られ、その疲労を蓄積させてこられたことによって、カラダが思うように動かなくなってきたことに原因があります。
カラダが頑張らなくてもよい状態に戻す
肩に痛みが出れば肩が悪いと思いがちですが、肩だけが悪くなっているわけではありません。そのため痛みを改善するためには、必ず全身の状態を見極め、肩が頑張らなくても良い状態に調整していかなくてはなりません。 私と一緒に根本的な改善と予防を行い、肩の痛みや、肩こりに悩まないカラダを目指しましょう。
早めの対応でいつまでも健康を維持する
肩の不調や痛みを放っておくことは、あなたのカラダを消耗品扱いすることになり、肩だけでなく他の関節の様々な症状を引き起こす原因にもなります。あなたのカラダは決して使い捨てではありません。カラダの変化を見逃さず早めの対応をしていけば、いつまでも健康的な心身を維持することができるのです。
初めのサインを見逃さない
非常に強い痛みにより日常生活やスポーツが続けれなくなった方は、数週間前から「違和感」や「軽い痛み」など、何らかのサイン(自覚症状)があったかもしれません。仕事、練習も休めないし「自然に治るかも」と、その後も無理をされていなかったでしょうか。
病院受診を避けてしまう現状
スポーツ選手の多くは練習も毎日続き、土日には試合などがあるため病院へ受診する機会が非常に限られています。また受診しても運動の中止を指示され、競技を続けることが困難になってしまうため、できるだけ病院受診を避けるような傾向もみられます。
警告の痛みの段階で対処する
練習中に肩を動かすと痛みや違和感がある。また、練習後に痛みが出るといったような場合は、ケガに至った痛みではなく「警告の痛み」が考えられます。警告の痛みとは関節が適切に動かなくなっていることを知らせる痛みです。炎症による強い痛みになる前に適切な対応をしていくことが重要です。
早めに対処すれば休む必要はない
プレー中に生じる関節の痛みは、このまま肩だけが無理をすると肩が壊れますよという警告です。そのため、まだ日常生活やスポーツを続けることが出来ている段階で早めに対処すれば、競技を休むことなく改善することが出来ます。
改善が難しければスポーツの専門家へ依頼
肩の痛みを改善するためには、必ず全身的な変化を見逃してはなりません。特に肋骨や脊柱を含めた体幹や股関節に目を向けていく必要もあり、正確に把握することは容易ではありません。あなたが短期間で痛みを改善する必要がある場合にはスポーツ治療の専門家に相談されることをおすすめします。
肩の痛みの改善方法
まずは病院を受診する
すでに非常に強い痛みが出ていて腕を上げることさえ難しいような場合は、まず病院でどのような状態かを診てもらう必要があるでしょう。スポーツ活動復帰のためには診断結果をもとに、痛みを生じている原因を突き止めて適切に対応していくのが最も近道となります。
どこが動いていないのか
肩に痛みがあっても痛みの原因は肩だけではありません。確かに肩の動きも悪くなっており関節へのストレスも生じているかもしれませんが、肩がなぜ頑張らなくてはならなくなったのか全身を視野に入れ確認・予測しなければなりません。
股関節、体幹、肩甲骨の柔軟性
肩にストレスを生じる原因として代表的なものが股関節、体幹(背骨・肋骨)、肩甲骨の柔軟性です。肩の痛みを改善していくためにはこれらの関節がスムーズに動かなくてはなりません。股関節は上半身全体の土台。体幹は肩甲骨の土台。肩甲骨は腕の土台となっているからです。
ストレッチでは改善が難しいことも
自分のカラダに興味をお持ちの方の中には、ストレッチで痛みを治そうと試みられる方もあるかもしれません。しかし、ストレッチは柔らかい部分は伸ばしやすいのですが、長期間動かなくなっているような硬い部分を伸ばすのは苦手です。しかし、ストレッチを行うことは悪いことではありません。ご自分で行うメンテナンスの基本だと思います。
肩が弱いわけではありません
関節の痛みが出た場合、そこが弱いと考え筋肉のトレーニングを行われる方もありますが、筋力トレーニングによってさらに肩の負担を助長することにつながり大きなケガに発展する可能性もあるためお勧めはできません。
早期の解決をご希望であれば専門家へ依頼
全身をチェックして複数の原因を探るためには時間もかかり、スポーツに対する専門的な知識や技術が必要となりますので病院では対応が難しいこともあると思います。肩の痛みや違和感でお悩みで、短期間の改善をご希望の方はスポーツ治療の専門家に相談されることをお勧めいたします。
心とカラダの健康を長持ちさせるサイクル
心や体の変化に気付く
「最近どうも疲れが抜けない」「毎日忙しくて頑張りすぎている」「思い通りにならずイライラしている」「肩がこってきている」など、このような心とカラダの救援信号に気づいてあげることが重要です。あなたのカラダの状態を知ってあげることが、痛みを改善するために重要となります。
早めに対応していくのが改善のコツ
心やカラダの変化に気付いたら「痛み」や「違和感」といったサインを放置せず、あなたのカラダをいたわってあげましょう。早めに対応することで痛みの慢性化を防ぎます。
楽になると心から元気になれる
あなたのカラダが楽になれば、心の状態も改善します。あなたのカラダから出された救援信号で、心とカラダを救うことができます。カラダが健康になれば精神的にも非常に強くなれます。
肩の痛みや肩こりに悩まない生活
早く対応できれば、それだけ回復が早くなり、痛みに悩まない生活を手に入れることができます。痛みが出ていなくてもあなたのカラダは常に変化しています。健康を保っていくためには定期的にメンテナンスを行い、今後も健康的な状態を維持していきましょう。
フィジカルデザインは、徹底的に痛みの原因について研究を続けており、短期間で改善するためのノウハウが豊富にあります。また、貴重な練習時間などに影響しないよう夜間営業しておりますので、ぜひご検討くださいますようよろしくお願いいたします。