野球肘の痛みの原因

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野球肘の痛み


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野球肘の痛みとは
野球肩は中学生ぐらいから多くなるのに対し、野球肘は小学生からみられてきます。野球肘は投球時に肘の内側が痛くなる方が最も多く、早期に適切な治療ができない場合、手術にまで至るケースがあります。
肘に痛みが出る原因は一人ひとり異なりますが、練習やトレーニングなどを積み重ねることで、股関節・胸郭・肩甲骨・肩関節など全身の動きが低下し、肘が下がったまま、腕の力でしか投球できなくなっています。

野球肘の痛みの原因
痛みの原因や状態は一人ひとりが異なりますので、誰にも共通する野球肘の治療法というものはありません。練習やトレーニングなどで、全身の関節の動きが大幅に低下してしており、痛みの原因は複数の箇所に分布しています。
そのため、野球肘の痛みを改善する場合、下記の例に示すような各関節の状態や動きをできるだけ詳細に確認し全ての原因を特定しなくてはなりません。

① 肩関節の動き・肩インナーマッスルの安定性
② 肩甲骨の動き
③ 胸郭・脊柱の動き・腹部のインナーマッスルの安定性
④ 骨盤の動き
⑤ 股関節・下肢の動き

可動域の低下は過剰な力が必要となる
肘の痛みが出ている場合、体幹、肩甲骨、肩、手、股関節など重要な関節の動きが必ず低下しています。関節の動きが不足している場合、連動した効率的な動きが失われるため、どうしても投球に過剰な力が必要になってきます。
特に腕の挙上が難しいまま球速を上げようと、胸や腕の筋肉が過剰に使われると肘に大きな負担がかかってきます。


適切に対処しなければ慢性化する
野球肘は原因に対して適切に対処できていないと、安静を保っても再び痛みが再発するといった慢性的な経過になりやすく、アイシングやストレッチでは対処が難しくなってきます。痛みを改善するためには必ず全身状態を確認して複数の問題点に対処する必要があります。

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野球肘の種類 


3つの種類
野球肘は、痛みが出る場所によって「①肘の内側、②肘の外側、③肘の後ろ側」の3種類に分けることができます。また、肘の不安定が原因で、肘関節の骨が増殖して、骨棘(こつきょく)というトゲのようなものができることがあります。


1.肘内側の痛み
肘の内側の痛みは最も多くみられ、特に腕の挙上と体幹・肩甲骨・腕によるテイクバックが不十分なため、球速をかせぐために腕投げになっていることが多いです。投球時の遠心力で肘を外に開くようなストレスがかかり続け痛みが生じます。病名では「尺側側副靭帯損傷」「骨端線離開」「尺骨神経障害」になります。

2.肘外側の痛み
肘の外側の痛みは、特に腕の挙上と体幹・肩甲骨・肩関節によるフォロースルーが難しく、腕の振りに対して急激にブレーキをかけた投球になっている場合があります。 病名では「離断性骨軟骨炎」「滑膜ひだ障害」などがあります。


3.肘後ろの痛み
肘の後側に出た痛みは、腕の挙上は出来るのですが、体幹・肩甲骨の回転運動が不十分なため、腕を強く振り下ろす投球になっている場合があります。  



野球肘の痛みは肘が悪いわけではない

 

原因は投げすぎではない
一般的に、野球肘の原因として第一に挙げられるのが、「投げすぎ」「使い過ぎ」によるオーバーユースです。多くの病院や治療院でもこのように説明されることも多いと思います。
しかし、本当の原因は、カラダが適切に動いていない状態で肘に負担をかける投球しかできなくなっている状態で肘が悪いわけではありません。投げ過ぎで疲れているのであれば、ストレッチや休息することで痛みは改善し、再発することもありません。


原因に対処しないと治らない
ストレッチや休息しても再発を繰り返すというのは、カラダに痛みの原因が残存していることを表しています。そのため、漠然と今までと同様の治療を続けていても改善は見込めません。誤った考えのもとで治療を行うと思うように痛みが改善しないばかりか、慢性的な肘の痛みになってしまう可能性があります。

原因を見極め早期に解決する
野球肘の痛みが慢性化することは、早期に競技復帰が望まれるスポーツ選手は避けたいところです。しかし、プロ野球チームのトレーナーや、様々な病院・治療院へ行ったけれども野球肘が治らないと困っていらっしゃる方が非常に多いのが現状です。早期に痛みの改善を望まれるのであれば、全身を把握できるスポーツ治療の専門家に依頼されることをおすすめします。

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野球肘の痛みが出た場合

 

いきなり激痛になることは少ない
すでに投球できないような強い痛みが肘に出ている場合、試合や練習での投球は難しくなるため、休息が必要になってきます。しかし、いきなり激痛が出ることは稀で、その前段階として肘や腕の張りや練習後の痛みなどの「サイン」を自覚されることが多いと思います。このようなカラダからのサインを見逃さず、軽度の痛みや違和感を感じた時点で対処することが重要です。


根本的な原因を特定する
野球肘の炎症に対してアイシングやストレッチなどで痛みが軽くなっても、痛みの原因が解決されていなければ、すぐに肘の痛みが再発するなど問題の解決になりませんので、野球肘を改善すためには、なぜ痛みが出たのかその根本的な原因を全身から特定して対応することが必要となります。


痛みは危険を知らせる警報
痛みは、あなたに危険を知らせるための警報ですので、その警報装置がなぜ作動したのか特定しなければなりません。例えば、ビルで火災が起きた時に火元を特定せずに火災報知器のスイッチを切ることはしないと思います。
これと同様で、痛みの原因を特定せずに「痛み止めの薬」や「注射」をして痛みだけを感じないようにしても、ますます被害は広がるばかりで問題解決にはなりません。


痛みの変化をみていく
重要なことは、まず痛み止めで痛みを消すのではなく、原因に対処することで痛みがどう変化したかを確認していかなくてはなりません。痛みの程度を追っていかなければ本当に改善したかがわかりません。
しかし、痛みの原因を特定することは容易ではありません。例え痛みが同じ場所に出ていたとしても、その原因は1人ひとりが異なり、全身に複数の原因が隠されているからです。


原因が解決できれば痛みは出ない
痛みの原因に適切に対処することができれば必ず痛みは無くなります。しかし、
本当の意味で痛みの改善を図っていくためには、やはり専門的な知識や技術が必要となります。
痛みを一刻も早く改善するためには、全身状態から痛みの原因を特定できるスポーツ治療の専門家にご依頼されることをおすすめいたします。



フィジカルデザインは、プロスポーツ選手と研究を続けているノウハウが豊富にあります。また、貴重な練習時間などに影響しないよう夜間営業しておりますので、ぜひご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

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